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2012年04月22日

そなえよつねに〜チーム医療学習会20120422

「そなえよつねに」

震災の教訓はまさにこれ。

医療は医師一人では行えないし、
看護師一人でも行えないし、
患者さんの家族の協力もなくしては行えません。

「チーム医療」という古くからある言葉の形骸化を
感じる一方で、とても大切なテーマであると、
感じる週末を過ごしました
NPO法人茨城健康学習塾ピンピンコロリの代表です。

さて、前置きが長くなりましたが本日の学習会の報告を。

本日は
「人口動態の変化ー急増する75歳以上人口」という
テーマで書かれた文章を読み感想をディスカッションしました。

参加者:医師、医学生、養護教諭志望の大学院生、ソーシャルワーカー

というメンツで、約1時間30分ほどの学習でしたが、
毎度のごとくとても多くの学び、気付きがありました。

本日のダイジェスト
・20年後の首都圏の姿が現在の東北・中国地方のようになる。

・いわゆる「老老介護」は避けられないので、
避けられないなりの制度設計が必要となる。

・労働権はないがしろにされがちだが、人が生きる上でとても重要。
高齢者にも生きがいとなるようななんらかの労働があるといい。

・混合診療を導入すると病院ごとに利益の差がでてきて
看護師の役割が活性化するのではないか?
特定看護師などの制度も、看護のあり方にいい刺激を与える可能性がある。
能力を発揮できる場所ができると、看護師の離職率の改善にも繋がる可能性がある。

・生活保護の人の医療機関受診については、
医療費の抑制の歯止めが今のところ倫理観によっている。
大阪市長の橋下徹氏が掲げている、
生活保護の人が受診できる病院を限定するという政策は
一つの解決策として妥当なものだと思える。

・混合診療に関しては医師会は反対している。
保険適用の医療を認定する仕組みの改善によって
ドラッグラグなどの問題は改善をしていかないと、
お金がある人は助かるが、ない人は助からないという事態になる。

・医療関係の貿易収支は大幅な赤字であり、
今後も赤字が拡大していくと予想されている。
改善したいところだが、日本は医療技術は高いが
医療者たちは、それを輸出するという視点に乏しい。
また、現在は研究などにしっかり時間とお金をかける余裕がない。


次回設定:
5/7(月) 18:30〜20:30頃
テーマ「医療財政。健康コスト」
*基本的には月曜の夕方に開催。
不定期で月に1回ほど土日にも開催する。








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Posted by けんこ  at 21:10 │Comments(0)街中の「いろいりょ医療」

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